応用力と柔軟性
【応用力と柔軟性】
コロナウィルスの感染拡大に伴って国が様々な働きかけをしているが、そのトンチンカンぶりにSNSでは様々な批判が飛び交っている。
その行いが国民のニーズとまるで合致しておらず、ブレまくっているからだ。
急場のことが起きた時に、普段どのようなことに心を砕いているか、その人の本質がわかる。さらには、どう立ち回るかで本当の意味での頭の良し悪しがバレてしまう。
コロナウィルスの感染拡大で、観光業や飲食業のみならずスポーツ界にも影響が出始めた。
経済不況によりスポンサーが撤退や支援の縮小を示唆して来たからだ。
スポーツ界は、スポンサーからの支援があって存続している。
企業からの支援がなくなるということは、所属先を失うということだ。
自分の選手生命と収入を失うかもしれない事態にあって、選手たちはいたって冷静である。
カヌーの選手がお風呂場の浴槽でトレーニングする様子をツイッターにあげ、水泳の選手がビニールプールで泳ぐ練習風景をフェイスブックに投稿した。
起きたことに、不安を募らせ動揺することなく、今、自分にできる最善のことに向き合うアスリートたちの応用力と柔軟な発想力に尊敬の念を抱いた。
日々を過ごす中で、選手たちは己の身体だけではなく、その心も鍛え上げていたのだ。ブレない軸を持ったその生き様は「カッコイイ」の一言に尽きる。
日本のトップにも、アスリートのような「ブレない」政治を期待したいものである。
2020/04/05(sun)
An impression and the short essay which read Okinawa Times
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