必然性の認識
【必然性の認識】
高齢者の方や障害をお持ちになっていらっしゃる方は、健常者が思っている以上に、体や心への負担が大きい。
特に目の不自由な方が外出される時は、ご苦労がおありだと思う。
以前、駅で杖を持ち恐ゴワ階段を降りていらっしゃる方に声をかけたところ、身を固くして警戒してらっしゃるのが瞬時に伝わってきたことがあった。
きっと、今までの外出で怖い思いや辛い思いをされたのではないかと、心が痛んだ覚えがある。
2020年度からプログラミング教育が必修科される。
データをPCに入力して目的に従って、機能を動かす仕組みだ。
山梨県のある小学校では、総合的な学習の時間で実施していた「福祉」の授業に取り入れ、アイマスクや耳栓で不自由さを実感することから始めたという。
体験の中から、目の不自由な方が財布を落とした時に音で探すことができる「メロディーさいふ」や高齢者の方が椅子の高さを楽に調整できるような「ラクラク椅子」のリモコンなど、工夫のみられる設計図をまとめた。
児童達からは「高齢者の気持ちが分かり、身の回りにどんな便利な道具があるか知りたくなった」「自分が作ったような製品が既にあった。もっと使いやすいものを作りたくなった」と、いう感想があったという。
プログラミングはITの技術を駆使したものであり人工物との対話に聞こえるが、そこには、誰かへ向けた愛や達成するまで取り組むという創り手の想いがこもっている。
もしかしたら、科学技術の進歩にこそ人間らしさが最も必要なのかもしれない。
少し先の未来が、若き技術者の純粋な気持ちを思い切り華開けるような世界であってほしいと願った。
2020/04/10(fry)
An impression and the short essay that I read Ryukyu newspaper
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