できる子、できない子
【できる子、できない子】
保育士や特別支援学校の教諭を志す学生の指導をしている方が、学生の様子を見ていて感じたことがあるという記事に目がとまった。
「まず目の前の人を理解するという部分が弱くなっている」
学生が障害者を比べ、できる子、できない子、に分けてしまいがちだというのだ。
これは、彼らが育った環境に原因があるように感じる。
人として育つ過程で、テストの点数や成績表の数字を上げることに重きを置いた学校生活。競争社会が作り上げた産物だと思うのである。
昨今、インターネットの普及によって、自宅にいながら学習することができる環境がある。
もしも、学校という場所が、従来通りの教科書の内容を頭に詰め込む組織としてしか機能しないのであれば、その必要性をあまり感じられない。
学校という集団活動の中で、本当に身につけるべき大切なことは、自分と違う人がこの世の中にいるということ。そして、それぞれに個性があり、それを認め合うことで社会が創られ、廻っていくということを感じ学ぶことなのではないかと思うのだ。
比べるのは他人ではなく、昨日の自分と今日の自分である。
自身の心が昨日よりも人として成長しているか、人を大切にできているか。
そこに、比較の有用性がある。
前出の指導者が「障害者の誇りや人間性を守るという福祉の本質をおろそかにしないでほしい」とも述べている。
大人がどんな在り方で、どんな背中を見せていくか。
日本の未来は今、大きな分岐点に立たされているのかもしれない。
目の前の人を愛し、大切にできる人が育つ環境作りが問われる。
2020/3/23(mon)
An impression and the short essay that I read Ryukyu newspaper
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