鍵泥棒のメソッド
【鍵泥棒のメソッド】
誰かと自分の人生が入れ替わったら?
そんな、ことを考えてみたことがある方も多いかもしれない。
桜井武史(堺雅人)は、売れない役者稼業。
オンボロのアパートに住み、お風呂は銭湯に通う。
ある日、訪れた銭湯で転倒し記憶を失った見しらぬ男が落としたロッカーの鍵を手に入れ、鍵の主と入れ替わる。
高級車に豪華な住まい。それは、武史の今までの暮らしぶりとは180度違うものだった。
一方、記憶をなくし別の人物として生き始めたコンドウ/山崎信一郎(香川照之)は、不器用だが誠実な女性、水嶋香苗(広末涼子)と出会う。
生きていると、日々いろいろなことが起きる。
今日の自分が明日も同じだとは限らない。
思いもしないことが起きた時にチャンスを生かすには、日頃の経験の積み重ねと度胸が必要だ。
一見、無駄に見えた「売れない役者稼業」が、武史の役に立ってくれたことは確かだ。
今、苦しい思いをして生きていることも、時が過ぎれば自身の良き経験となる。
今ここを真剣に生きることが、少し先の幸せな出来事を引き寄せる。
だから今日という時間も大切に過ごそうと思う。
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