多数決は「天才を殺すナイフ」
北野唯我 天才を殺す凡人
多数決は「天才を殺すナイフ」
天才、秀才、凡人は、それぞれに違う軸を持っているという。
天才は「創造性」秀才は「再現性(論理性)」凡人は「共感性」が主軸となっている。
「世界を良くするという意味で、創造性か」というところに着目する天才と比べ、凡人は「その人の考えに、共感できるか」が最も重要な評価基準となっている。
天才と凡人の数には数百倍近い差があり、「多数決」は圧倒的に数が多い凡人が天才を殺す諸刃の刃となる。
天才が革新的なアイデアを提案してもスルーされ、どこかで見たようなプロジェクトが日々展開している理由がここにある。
今、時代は大きな変化を迫られている。今後は天才の「ひらめき」こそが世界を救う礎になっていくかもしれない。
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バカなことにフルスイングせよ
箕輪厚介 死ぬこと以外かすり傷
バカなことにフルスイングせよ
伝説の雑誌となった「ネオヒルズ・ジャパン」販売までに、様々な紆余曲折があったそうだ。
与沢翼さんに魅力を感じ、コンタクトを取ったところ、会社から怒られ、オファーを取り付けたフォトグラファーのレスリー・キーから撮影前日にドタキャンされかけ、発売当日、与沢翼さんが暴行容疑で書類送検されたという速報が流れたという。
普通なら諦めてしまうところだが、箕輪厚介さんは逃げ出さなかった。
何かを叶えたいと思った時に、全力でやりきるから人がついてくる。
危うさの中で必死にもがく姿に魅せられるのかもしれない。
多くの人から「惚れられる」あり方で生きていきたいものである。
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天才・秀才・凡人の関係
北野唯我 天才を殺す凡人
天才・秀才・凡人の関係
天才、秀才、凡人はそれぞれに軸が違う。
それゆえに、コミュニケーションが平行線をたどり断絶が起きる。
そこに天才が殺される要因がある。
凡人が、結果を出す前の天才を認知できず、できるだけ排斥しようとする傾向にあるからだ。
コミュニティの輪を乱すと認識された天才は凡人によって虐げられ、孤独の中で幼少期を送ることになる。
現代まで名を残す発明家や芸術家に孤独な一生時代を過ごした人が多い印象があるのもこのためだ。
世の多くの人が、それぞれの違いや、お互いの良さを認め合えたら、いじめや差別は身を潜め、もっと、優しく豊かな未来を描けそうである。
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トラブルに身を投げろ!
箕輪厚介 死ぬこと以外かすり傷
トラブルに身を投げろ!
高校生の時、外国に一人旅をした帰国直前にパスポートの紛失を経験した箕輪厚介さん。
また、大学生の時に訪れたインドでは、土産物屋の小部屋に監禁されて命からがら逃げ出したそうだ。
その時に、真っ先に脳内に浮かんだのは「この体験を誰かに伝えたい」だったという。
自分の偏愛や熱狂が抑えきれなくなり、ほとばしって漏れ出したものが作品に乗って世に届くのだ。という箕輪さんの言葉に、使命をまっとうしながら生きている人の力強さと情熱を感じた。
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凡人が天才を殺す理由
北野唯我 天才を殺す凡人
凡人が天才を殺す理由
天才は、良くも悪くも世界を前進させることが多いが、変革の途中で殺されることも多いとハチ公は説く。
その理由のほとんどは「コミュニケーションの断絶」によるものだとしている。
天才、秀才、凡人はお互いに相容れない関係にあるということである。
イノベーションを起こす奇想天外なアイデアを持つ天才は、大多数を占める天才の発想を理解できない凡人に、意見や立場を潰され死んでいく。
大企業がイノベーションを起こせない構造がこれである。
周りと馴染めず孤独な幼少期を過ごした人は、「自分はもしかして天才なのかも?」という、自明の理と出会う、気づきの機会となるかもしれない。
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予定調和を破壊せよ
箕輪厚介 死ぬこと以外かすり傷
予定調和を破壊せよ
予定調和は悪だ。段取りどおり仕事をしても過去の焼き直しのようなものしか作ることはできないという箕輪厚介さん。
これは、公的機関に携わっていた時に私も常々感じていた。
それと同時に、つくづく自分は過去に生きられない性分だとも感じていた。
ヒリヒリするような刺激の中で、新しいことを生み出すことにこそ生きている実感と喜びが湧き上がってくるらしい。
「ギリギリを歩き、カオスに飛び込め。新しいものは、そこからしか生まれない。」
という箕輪さんの言葉は、未来に生きようとしている者にとって大きく背中を押してくれるエールのように感じられた。
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ハチ公、語り出す
北野唯我 天才を殺す凡人
ハチ公、語り出す
主人公の青野トオルが渋谷の駅前で、犬の像と出会ったところから話は始まる。
その像を見上げながら願い事を唱えると不思議なことが起こった。
ハチ公像がキラリと光ったような気がしたのだ。
翌朝、目がさめると、言葉を話す犬が目の前に座っていた。ハチ公がトオルに語り出す。
犬が愛される秘訣は「余白」人が悩みをもつ一番の要因は「自分の才能」の「ないもねだり」であり、「自分の才能をコントロールしようとしたとき」だというのだ。
そして、人の才能は3種類あるとしている。
- 創造性が高い天才
- 再現性が高い秀才
- 共感性が高い凡人
である。
自分がどのカテゴリに属すのか考察しながら読み進めることで、周りの人とのより良い関係性が見えてくるかもしれない。
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