コロナと社会貢献

【コロナと社会貢献】

世界的な脅威を前に多くの人々が恐怖と不安に包まれている。

治療方法も特効薬もない未知の病と戦っている医療従事者の方の過酷さは想像以上のものだと思う。

沖縄県にある小型焼却炉の開発、設計をしている技術研究所が医療廃棄物に触れずに焼却炉に投入できる「メディカルチリメーサー」を完成させた。

医療現場からの要望がありこの仕組みを開発したという。

昨今は、ディスポーザブル（使い捨て）の器具も増えたことから、滅菌して再利用することなく処分に回される物も多くなった医療機器だが、その処分は人の手を介して行われることがほとんどだ。

同社が開発した焼却炉は各病棟などから回収したゴミ袋を箱に入れ、セットすると自動でホッパー（ゴミ受け）から焼却炉まで運ばれ投入される。また、特許燃焼技術で煙まで完全燃焼させ、ダイオキシンを法規制の50分の1まで抑制するとのこと。

環境にも人にも優しさを感じられる製品である。

研究所社長は「世界的な脅威の前に技術者ができることはないかと思っていた。最前線で戦っている医療従事者への感染を防ぐための製品を作ることで、社会貢献したい」と話した。

世界的に揺れている今だからこそ、自分には何ができるのか、そしてこれからの人生で何をしていかれるのかを真剣に考える局面にきているように思う。

人は必ず何かの才能を持って生まれてくる。

今こそ個々の資質を最大限に生かす時なのかもしれない。

2020/04/14(tue)

An impression and the short essay that I read Ryukyu newspaper

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