アベノマスク
【アベノマスク】
全国約5千万世帯に布マスクを2枚ずつ配布する。
2020年4月1日に安倍晋三首相が表明した。
日々、不安や緊張を募らせていた国民からは「アベノマスク」「税金の無駄遣い」と、到底受け入れ難いという心の声が聞こえてきた。
この傾向は、国はもちろん地方自治体でもよくある光景だ。
一般社会で働いたことがないという事実は、価値観の大きなズレを生じさせる。
本人が意識的に、社会の動きに目を向けない限り、長く勤めれば務めるほど、一般社会のニーズを読みとる力が鈍くなる。
そして、その鈍くなった感覚を充満させた「おじ様たち」が、あれやこれやとコネクリ回して出した結論など、一般社会で色々な経験を積んできた人たちには、到底理解しがたいことばかりだ。
国や自治体の仕事に就くには、学力としての優秀さは持ち合わせているのだと思う。
だが、人が本当に望んでいることをキャッチする力や、新しいことを取り入れるというカテゴリーにおいては、ガチガチに凝り固まり、「柔軟性」というワードとは、かけ離れた場所にいるのが行政関係者だ。
本当に大切なことは何?
国民や市民から収められた税金。
本当に必要なことに使って欲しいと皆が願っている。
この声に耳を傾けられるトップは、この国にいるのだろうか。
2020年4月3日(fry)
An impression and the short essay that I read Ryukyu newspaper