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優しいD

【優しいD】 

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人生100年時代。

 

認知症は、誰にとっても身近な問題になりつつある。

 

一昔前は、ちょっと長生きな、おじいちゃんやおばあちゃんが身内にいる人に起きうる「他人事」だった感があった。

 

しかし、良きか悪しきか医療の発展や生活利便性の向上によって多くの人が長生きできる時代がやってきた。

 

だが、科学の進化が体を助けてくれても、脳の退化を抑制してくれる手立てが万人のものになるのは、まだまだ先のことになりそうだ。

 

誰の元にも訪れる「老い」

 

親や祖父母の問題ではなく、いずれ自分の身にもやってくる。

 

「記憶が抜けて、散歩中に道がわからなくなって怖かった。」

「話したことを忘れてしまうことが悲しい。」

 

認知症になったことによって、心の辛さや悲しさを抱える。

 

その際に、その出来事にどう向き合うのか?

 

東京都町田市では、認知症当事者の声を原点に様々な取り組みを行い始めた。

 

カフェや、書店、繁華街など町の色々な場所に「D」の文字を見ることができる。

「D」は、英語で認知症を意味する「Dementia」の頭文字である。

 

薬の服用は忘れてしまう認知症の方が、「次はいつ?」と、サポーターと一緒に繁華街でお酒を楽しむ企画の次回開催を楽しみにしているという。

 

認知症になっても、町がみんなで楽しい記憶を共に作りあげてくれる。

当事者にとっても身内にとっても、どんなにか安心なことに違いない。

 

町には、要介護者と同伴者が一緒に入れる「Dトイレ」もあるという。

 

賛同事業所には、ステッカーが貼られており、認知症の妻を介護する男性も一緒に入ることができるそうだ。

 

オレンジとホワイトが基調となったそのステッカーからは、町の優しさや温かさを感じられる。

 

オレンジ色のカラーキーワードは「楽しさ」

ホワイトは「一新する」という意味がある。

 

認知症という一見ネガティブにも感じる出来事が一新され、町のみんなで楽しく支えていける日常がある。そんな風景を自然に感じられたら素敵だ。

 

人生100年時代。

優しい町で、優しい人に囲まれて生きていきたいものである。

 

 

2020/1/21(tue)

An impression and the short essay that I read Ryukyu newspaper

 

 

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