指導者の品格
【指導者の品格】
カルロス・カエターノ・ブレドルン・ヴェーリ「通称ドゥンガ氏」は元ブラジル代表のサッカー選手であり、のちに指導者として監督も務めた人物である。
以前から慈善団体を運営し、児童養護施設や老人ホームを支援してきたという。
自身の出身国ブラジルのファベーラ(スラム街)で新型コロナウィルスの影響を受け食べ物が無い多くの人がいるのを見て、スーパー、食品生産者、運送業者など自身の交友関係を最大限に活用し、10トン以上の食料を寄付した。
トップに立ったことで、人をおもんぱかる気持ちをどこかに置き忘れてきてしまう人もいる。
だがドゥンガ氏は、指導者としてトップに立ったことにあぐらをかかず、退任後さらなる社会貢献に力を注いでいる。
「今」困っている人に何が必要なのか。それを肌で感じることができる。
本当のトップとはこういう方のことを言うのかもしれない。
各家庭に2枚のマスクを配るより、必要なところに必要な物資や費用を届けてあげてほしい。
そんな思いが湧いてきた。
2020/04/12(sun)
An impression and the short essay which read Okinawa Times
#新型コロナウィルス #サッカー#ブラジル #ドゥンガ #食料寄付